Artificial Intelligence (AI) Podcast レビュー2

 前回に引き続き、Lex FridmanのAI Pod castからおすすめできるビデオクリップを紹介していきたい。AI分野でキーマンとなっている著名人の考えを、Lex Fridmanが巧みに対話形式で引き出していく。

1.Simon Sinek: Leadership, Hard Work, Optimism and the Infinite Game 

英語難易度:3/5 標準的なアメリカの英語。意図的にスピードや強弱の変化をつけている。

 

企業が競争することの長期的な意味は何なのか。企業におけるリーダーにはなにが求めれているのか。我々はがむしゃらに働くべきなのか。つまるところ、なんのために働いているのか。こういった問いに、一つの答えを与えてくれる。

熱意が言葉に乗るように工夫されたスタイルで話している。いかに人の心に響くように考えを語るかというプレゼンテーションの観点でもSinek氏の話し方は参考になる(もちろん、すぐマネはできないが)。

 

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https://www.youtube.com/watch?v=_TTNGq9djU4

 

 

2.Garry Kasparov: Chess, Deep Blue, AI, and Putin | Artificial Intelligence (AI) Podcast

英語難易度:3/5 ロシア?のアクセントがあり、最初は聞きとりずらいかもしれない。文章はシンプルだ。

2005年に引退するまで、チェスの世界にNo1として君臨したKasparov氏。同時に人工知能によるアルゴリズムが人間の能力を超える歴史の転換点を生きたプロチェスプレーヤである。一流のチェスプレーヤーが試合に勝ち、ときに負けるということはどういう心境なのか、そしていまや、AIのほうがプロよりも強くなったことに対してどのような印象をもっているのか。独自のユーモアと気持ちのよいテンポで話が進んでいく。

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https://www.youtube.com/watch?v=8RVa0THWUWw

 

3.Kyle Vogt: Cruise Automation | MIT Artificial Intelligence (AI) Podcast

英語難易度:2.5/5 話すのは速めだが、発音がとてもクリアである。

 

自動運転のビッグプレーヤーであるCruiseAutomationを率いるKyle Vogt氏。工作好きの少年時代から、Cruiseを率いるまでに至った自身の歴史が面白い。Vogtが自動運転を生業とするにいたった過程にもDarpaチャレンジへかかわったことがある。

少年時代からの技術への興味、ビジネスを起こすことへのベンチャー精神、学生時代でのDarpaのような良いチャンスとの遭遇、ある技術がビジネスチャンスになりうる時代の流れ、、など数多くの要素が重なりあって、このような著名なリーダーが生まれるように思われる。

www.youtube.com