40歳から始めるシリコンバレー、のぼやき

シリコンバレーの現地の大手企業でソフトウェアエンジニアをやってます。

日本での会社員生活を脱サラして、アメリカに来たのが既に35歳。

そこから自動車関係の部品会社に勤めて、念願のシリコンバレーでソフトウェア企業に転職したのが既に40歳手前。

巷でよくソフトウェアエンジニア35歳定年説なんていうのですが、自分の場合、本当の意味でキャリアが動き出したのが35歳超えてからになってます。

 

しかし、、、最近苦労すること。

転職するとあらゆるツールが一気に馴染みのないものになった。コーディングの環境はもちろん、会議の議事録の取り方や含めて全て一新なので、これまでの要領をすべて捨て去る勢いで、吸収するしかない。若いとこういうIT環境について行きやすい気がするんだよなぁ。

製造業や建設だと、経験の蓄積がものをいってシニアほど有利なのは想像できるとこだけど、こう、ツールもどんどん新しくなって、やり方も刷新が続くような状況だと、若さゆえの知識を吸収できる力が、シニアであることの利点に勝るような気がするんだよね。この傾向はこれから加速するし、ソフトウェアを震源にしながらも他の業界にも拡大していくでしょう。中年でサラリーマンやるのは、確実に昔の方が快適なんでしょうねぇ。

 

シリコンバレーのエイジイズム。アメリカでも、ソフトウェア業界にはエイジイズム、つまり、中年以降の層が転職しづらい傾向にあるといいますね。多分日本でもそうでしょう。

しかし、自分の周りに限ってみると、、これは本当か?という気がします。たしかに、40歳の自分から見ると若い層のほうが人数的には多くはなっている。が、採用する立場からすると、必要なスキルを持っていることのほうが、年齢よりも10倍大事だと思う。しっかりコーディングできて、ポジションの専門知識があれば、そして、それを面接で表現することさえできれば、誰でも関係なく是非採用したい、が本当のところと思います。

あとは、日本人は若く見られがちだから、40歳が30歳中心のグループに入っても、なかなか違和感なしで気楽なのも、精神的なところではありますかねぇ。これは自分だけかもしれません。。